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V-4.不得意科目の克服か得意科目の伸張か、どっちが大事?
これが私立中学入試で最も大切な部分です。「不得意教科の得点力を苦労して上げようとするよりも、得意科目の得点力をさらに上げることのほうが得策」でしょう。すごく不得意な教科がある場合、それを何とか克服しようということで、ご両親とも我が子に不得意科目中心の勉強を望む傾向が強いようです。確かに入試においてはすごく苦手な教科があると、それが足を引っ張る可能性があるだけに、お気持ちは分からないではありません。
しかし中学入試は合計点の争いで、多くの学校では合計点での合格最低ラインが6割程度ですから、不得意教科の点が低くても、得意教科でカバーすることが充分に可能です。得意と不得意のどちらの教科のほうが得点力を上げやすいかを考えるとお分かりいただけると思います。
それにまだ子供ですから不得意科目ばかりやっていたらどんな気持ちになるでしょうか?なかなか問題を解くことができませんから、ますます苦手意識が強くなり、その教科に対して拒絶反応を示すようになるでしょう。さらに勉強自体が苦痛になって、下手をすると得意教科さえもやる気がうせてくるかもしれません。
したがって、たとえ極端に不得意な教科があったとしても、得意教科や好きな教科の勉強時間をできるだけ削らないこと。むしろ、得意教科・好きな教科を優先して先にやるようにしましょう。得意教科・好きな教科をやれば良くできるはずですから気分もよくなるはずですし、不得意教科も前向きな気持ちで取り組むことができるでしょう。
またすごく不得意な教科だといっても、すべての単元・すべての問題がダメだということは絶対にありえません。まず、比較的理解している単元の優しい問題から始めて、問題が解ける体験を繰り返させることによって、ゆっくりと“苦手意識”を取り払ってあげてください。不得意科目については、基礎問題・基本問題を徹底すればそれで充分です。無理に難しい問題をやらせても自信を失わせるだけですので注意してください。
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